独学で日本語教師を目指す方法|資格取得のための具体的なステップとは

資格取得
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この記事を書いた人
いろまる

フリーランス日本語教師
共働きの2児ママ
ほぼ在宅・年収800万円

・日本語教育界のあれこれ
・日本語教師あるある
・おすすめ書籍 など

自分軸で発信中

日本語教師は、2024年4月から「登録日本語教員」という国家資格になりました。

今回は、独学で試験に合格→日本語教師になる方法をご紹介します。

この記事はこんな人におすすめ

・養成校に通わず、独学で日本語教師になりたい人
・あまり費用を掛けずに日本語教師を目指したい人
・日本語教師になるために、時間や場所を気にせず、自分のペースで学びたい人

この記事を読めば、以下のことがわかるようになっています。

▶独学で日本語教師になるための方法と費用
▶独学で日本語教師になるメリット・デメリット
▶独学で日本語教師を目指す際の注意点

興味がある方は、ぜひご一読ください。

独学で日本語教師の資格を取得する方法と費用

独学の場合、【試験ルート】での資格取得を意味します。

【試験ルート】の流れは、

筆記・基礎試験
筆記・応用試験
実習・実践研修(基礎試験合格後に受講可能)
登録日本語教員

となっており、年齢・学歴・国籍不問で受験可能です。

試験は年に1回、11月の日曜日に全国8か所の会場で実施されます。

基礎試験不合格の場合、応用試験で合格点に達していたとしても採点されないので、次回以降の免除は無し。

逆に、基礎試験合格で応用試験が不合格だった場合、基礎試験合格証明書が発行され、次回以降は応用試験のみ受験→合格で資格が取れるようになっています。

基礎試験に合格したら実践研修を受講できるので、基礎試験合格→実践研修修了→応用試験合格という順序で資格を取得することも可能です。

試験の合格に有効期限はありません

また、以下は最低限かかる費用として把握しておきましょう。

【項目】【料金】
日本語教員試験(基礎+応用) 受験料18,900円
実践研修 受講料50,900円
登録日本語教員 申請料4,400円
いろまる
いろまる

計74,200円ですね

登録日本語教員「筆記試験」は基礎と応用の2種

筆記は、基礎試験と応用試験(聴解・読解)があり、解答はマークシート方式です。

基礎試験応用試験【聴解】応用試験【読解】
試験時間120分50分100分
問題数100問50問60問
配点計100点(各1点)計50点(各1点)計60点(各1点)
合格基準各区分で6割以上
総点で8割以上
総点で6割以上

基礎試験は5区分(社会・文化・地域/言語と社会/言語と心理/言語と教育/言語一般)に分かれています

基礎試験は各区分で6割以上かつ総点で8割以上ないと合格できないのに対し、応用試験は聴解と読解合わせて6割以上あれば合格できます。

つまり、聴解か読解のどちらかが6割以下だったとしても、もう一方でカバーすることが可能ということです。

いろまる
いろまる

応用試験のほうが合格しやすくなっているんですね

選択肢はすべて4つで、問題によって難易度は異なりますが、配点は一律であるため、「簡単な問は確実に正解する」ことが重要と言えるでしょう。

登録日本語教員「実践研修」は指定機関で受講

他のルートでは実習が免除されますが、【試験ルート】では、実践研修が必修となっています。

実践研修は45単位(1単位時間:45分以上)で、修了までの目安は2~3か月間。

参考

1週間に2時間ずつ受講した場合:17週間程度(約4か月)で修了
1週間に4時間ずつ受講した場合:9週間程度(約2か月)で修了
1週間に6時間ずつ受講した場合:6週間程度(約1か月半)で修了

実践研修機関は全国に34機関(2025年4月時点)あります。

上記の機関の中から、自分で好きな所を選んで受講します。

独学で日本語教師の資格取得を目指すメリット・デメリット

独学の場合、実践研修以外は自宅での学習が可能です。

決められた日程で通学する必要がある【養成機関ルート】と比べると、自分の好きな時間に好きな場所で学ぶことができるのは大きなメリットでしょう。

また、養成機関の受講料(約60万~70万円)も不要なため、かなり費用を抑えられます。

一方で、資格取得までにどの試験・実習も免除されないのがデメリットと言えます。

特に、基礎試験は超難関!

その難しさは合格率を見れば一目瞭然ですが、基礎試験免除のルートの合格率が60%を超える中、基礎試験を含む2つのルートの合格率だけが【試験ルート】8.7%、【経過措置・Fルート】16.5%と、非常に低くなっています。

▼第1回目(2024年11月実施)の日本語教員試験結果

いろまる
いろまる

基礎試験が合格率を下げているのがわかりますね

ゆえに、この難しすぎる基礎試験の免除を狙って、費用は高くても【養成機関ルート】や現職者でなくても利用できる【経過措置・Cルート】を選ぶ人も一定数いるようです。

しかし、受験者数には、まったく勉強せずに試験を受けた人も含まれるので、合格率だけを見て不安がる必要はありません。

基礎試験は確かに易しくはないですが、しっかりと対策をすれば、十分合格ラインに到達できる試験です。

独学におすすめの教材『アルク登録日本語教員養成セット』

独学と言っても、何かしらのテキストは使用するでしょうが、日本語教員試験は始まったばかりなので、選べるほど対策用のテキストがないのが現状です。

過去問も、現在は2024年実施の1回分しかなく、しかも非公開なので、正直独学には厳しい状況。

やばいじゃん。どうすればいい?

ということで、おすすめなのが『アルク登録日本語教員養成セット』です。

このセットは発売して間もないですが、日本語教員試験合格に必要な項目を網羅的に学べる上、表現が非常にわかりやすいと早くも話題になっています。

難解なテキストは独学の大敵なので、「わかりやすさ」は何よりも大事!

独学で日本語教員試験に挑むなら、ぜひ『アルク登録日本語教員養成セット』を使ってみてください。

まとめ:独学で登録日本語教員になる方法

登録日本語教員の資格は、独学の場合、

筆記・基礎試験(★最難関)
筆記・応用試験
実習・実践研修
登録日本語教員

という流れで取得できます。

まずは、筆記試験に合格できるようにしっかりと勉強しましょう。

独学で登録日本語教員になるための第一関門は、基礎試験です。

いろまる
いろまる

皆さんの合格を心から願っています

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