私が婚活時代にマッチドットコムでマッチングしたお相手との話です。
事実に基づいていますが、個人が特定されないように多少フィクションを含みます。
≪お相手≫
年下くん|20代前半|公務員
意外だった第一印象
年下くんは、アプリ内で顔写真を載せていませんでしたが、メッセージのやり取りで特に違和感がなかったので、自然に会う流れとなりました。
偏見ですが、「公務員」という肩書きだけで「ちゃんとしてる」というイメージがあったので、あまり不安はありませんでした。

彼については、身長175㎝(アプリの登録情報)と白シャツ(当日のメッセージ内容)という情報だけでしたが、待ち合わせを人が少なめの場所にしたおかげで、すぐにわかりました。
年下くんの第一印象は、

え!普通…!!
いい意味で「普通じゃん!」と思いました。正直、「顔写真を載せない=顔にコンプレックスあり」だと認識していたので、意外でした。
真意はわかりませんが、公務員という職業柄、顔写真の掲載には注意が必要だったのかもしれません。
ブスな私は、対面するまで勝手に仲間意識を感じていたので、一気に申し訳ない気持ちになりました。
好印象連発
事前に購入済みのチケットで美術展へ行き、昼食は隠れ家っぽいレストランに連れて行ってくれました。
チケット購入で列に並ぶこともなく、レストランは雰囲気も味も良くて、

年下なのにスマート!
と思いました。私は年下の男性とのデート経験がなかったので、良くも悪くも「年下」に対するイメージを持っていないつもりでした。

でも、内心は期待していなかったのでしょう。だから、顔は普通な上、行動はスマートな年下くんに度肝を抜かれました。
しかも、個人的に175㎝という身長がベストで、私の身長とのバランスが一番いいのが175㎝だと常々思っていたので、そこも好印象でした。
ちなみに、美術展は年下くんの趣味で、私は興味を持てませんでしたが、その点は特に気になりませんでした。
街ブラからの買い物
食後は、「運動がてら歩こう」という彼の提案により、街をブラブラ歩きました。
特に当てもなかったのですが、「ちょっとコンビニ寄っていい?」と言われ、一緒に入ったコンビニで「雑誌でも読んでて」と急に別行動を強いられました。

え、これって普通?ありえる?
一瞬戸惑いましたが、とりあえず言われた通り、適当な雑誌を取ってパラパラ見ていると、年下くんが何かを手にして戻って来ました。
「何か買ったの?」と聞くと、笑顔で「パピコ買った!食べよう!」と。

パピコ?食べる?どこで?
私の頭の上には、ハテナがたくさん浮かんでいたことでしょう。
豹変していく彼
年下くんがパピコを買って来たのにも驚きましたが、コンビニの店内でパピコの袋を破り出したのには、もっと驚きました。
私は焦って、店外へ誘導しましたが、彼はその意図がわかっていないように見えました。
年下くんは、コンビニの前でくっついている2本のパピコを分けて、1本を私に差し出しました。そして、自分の分を食べながら歩き始めました。

え!まさかの食べ歩き!?
今までいたって常識的だった年下くんの突然の豹変ぶりに、私はパニック状態になりました。ただ、罪のないパピコを無駄にするわけにもいかないので、

どこかで座って食べない?
と、祈る気持ちで精一杯の提案をしました。

でも、近くに公園的なものはなく、適当な場所を探すのにかなり歩きました。
かろうじて見つけたベンチでなんとか座って食べることができましたが、その日はポカポカ春日和、私が食べる頃にはパピコは半分以上溶けていました。
年下くんはというと…ベンチに着く前に全部食べ切っていました。
後味の悪い初デート
年下くんは、すべてが非常識な人ではありません。というか、買ったものを店内で開封するのも、食べ歩きも、「彼の中で常識の範囲内なのだろう」と思いました。
もちろん、お店の中にイートインスペースがあったり、お祭りで屋台が出ているような場面なら話は別です。
でも、コンビニで買ったアイスを店内で開けるのも、大勢の人が行き交う道で歩きながら食べるのも…

完全にマナー違反じゃん!!
私にはとうてい受け入れられないことでした。
彼は年下といっても2歳差なので、ジェネレーションギャップとは考えにくく、そうなると、

これがいわゆる「価値観の違い」ってやつ?
と思うしかありませんでした。
好印象から一転、モヤモヤが残る初回デートとなりました。
\真剣に婚活をするなら/
★次のエピソードは、こちら
コメント