
・自分は周りからどう思われてる?
・相手がどう思っているか考えると怖い
そんな人に読んでもらいたいです。
人の目が気になる
学校、職場、店、道端…あらゆる所に「人の目」はあります。
日常生活を送る上で、完全に「人目を避ける」ことは難しく、「人の目」があるからこそ
私は人からどう思われているのだろうか
という思いが付きまとってきます。

周りの顔色をうかがいながら、あれこれ気を遣って過ごすのは、とても疲れることです。
それで、

もっと自由に生きられたらいいのに
と思うこともあるでしょう。
そんな人にとって、「他人は関係ない」「私は私」と我が道を歩いている人は、羨ましく思えるかもしれません。

でも、少し視点を変えてみましょう
見方を変えてみる
「人が気になる人」は、「他人なんかどうでもいい」と思っている人より、人に関心があるということです。
・人の存在を無視できない
・人に迷惑をかけたくない
・人の役に立ちたい
こういう気持ちを持った「周囲への配慮があって優しい人」なのです。
だから、「人を気にする自分=ダメ」と思う必要はありません。

「優しい自分」を自分で褒め称えてもいいくらいです
こうやってモノの見方を少し変えるだけで、今までの思い込みから解放されることもあります。

そうは言っても

辛いものは辛い!
という人もいるでしょう。
そんな人は「他人に期待しないこと」を徹底することで、今の状況から抜け出せるかもしれません。
期待するから辛い
そもそも、「人が自分をどう思っているか」が気になるのは、「相手から認められたい」という願望が根底にあるからです。
そして、「相手の価値観に合わせる」「認められる行動をとる」ようなことを日頃からしてしまっているのではないでしょうか。
ただ、相手の気持ちを優先し、自分を押し殺した行動を繰り返したところで、相手が認めてくれるとは限りません。

だから「自分の行動によって相手が自分を認めてくれる」と期待するのはやめましょう。
期待するから、叶わないときに辛くなるのです。

期待する→裏切られる→辛いという構図ですね
また、「他人に認められること」に執着する人は、
・自分に自信がない
・自分で自分を肯定できない
このような傾向があり、他人の評価によって自分の価値を見出そうとしています。
要するに「他人の評価に依存している」のです。
ブレない自分を手に入れる
ただ、「他人の評価で自分の価値が決まる」なんて、本当は誰も思っていないはずです。
それでも「人から認められたい」と願ってしまうのは、自分の中で「確固たるもの」がないからです。
芯の無い、ふわふわした部分を他人の言動で埋めようとしているのかもしれません。

でも、他人に埋められるわけないんですよね

じゃあ、どうしたらいい?
それは、「確固たるもの」を手に入れるために「自分の価値観に合った行動」をすることです。
それで、もし相手から文句を言われたり嫌われた時は「自分を認めない」という相手の価値観を認めてあげるのです。

相手には相手の価値観があって、「自分を認めない」というのはその価値観の一つです。
どんな内容であれ、他人の価値観を認め、尊重できるようになれば、自分自身もブレなくなります。
他人は他人、自分は自分だと何にも動じない生き方ができるようになるのです。
【実例】外見コンプレックス
例として、私の話を出します。
私は、外見にコンプレックスを持っていて、一目見れば「普通じゃない」とわかる見た目なので、街を歩けばジロジロと見られます。
幼少期は残酷な言葉でののしられたこともありますが、大人になってからはほとんどありません。
人は成長過程で「言っていいことと悪いことがある」と学ぶので、人を傷つけるような発言をする人は年齢を重ねるにつれて減っていくのです。

まれに暴言を吐いたり、親切心からアドバイスをしてくれる人は時々いますが、私が最も気になってしまうのは「何も言わない人」でした。
結局この層が一番多いのですが、何も言われないと

内心どう思ってるんだろう…
と考えてしまって、すごく怖くなるのです。
今思えば、まさに「自分に自信がない」「他人の評価に依存している」一人です。
普通じゃない外見なので、自分に自信が持てないのはある意味当たり前かもしれません。

でも、自分が自分を「気持ち悪い」と思っているからといって、他人も私を見て「気持ち悪い」と思っていると考えるのは間違いでした。
それこそ「価値観の違い」で、同じものを見て「気持ち悪い」と思う人もいれば、そうじゃない人もいるのです。
誰の価値観も否定しない
コンプレックス持ちは思考が歪んでる場合が多いので、なかなかこの事実が受け入れられません。
たとえ私のことを「気持ち悪くないよ」と言ってくれる人がいたとしても、「そんなはずない」と突き放してしまうのです。
でも、これは「私を見ても気持ち悪いと思わない」という相手の価値観を否定していることになります。
そうやって相手の価値観を否定している限り、自分の価値観も大事にできず、「ブレない自分」にはなれません。

すると、いつまで経っても「人からどう思われているか気になって仕方がない自分」のままなのです。
だから私は「気持ち悪くないよ」と言ってくれる人の価値観を認めることから始めました。
「私は全然そうは思わない」と思っていたって構いません。

人は人、自分は自分!と言い聞かせるんです
すると、だんだんと「自分がどう思われているか」が気にならなくなりました。
救われた事実
もちろん、自分と同じ価値観の人からは「気持ち悪い」と思われているに違いないのですが、

まぁ、そういう人もいるよね
くらいで流せるようになったのです。
「皆が私を見て笑ってる」「目が合った人全員がドン引き」と信じていた私にとって
そういう人もいる。でも、そういう人ばかりじゃない。
これが救いでした。

「色々な価値観の人がいる」なんて当然のことですが、自分で体感したとき、本当の意味で自由になれます。
誰のどんな価値観でも認めること
それが「人からどう思われてるか気になる」人が、そこから抜け出すための第一歩です。
私の場合は「外見」でしたが、何らかのコンプレックスが原因で「人目が気になる」人もたくさんいるでしょう。
そんな人達が少しでもラクに生きられるヒントになればと思います。

皆さんが幸せになりますように
コメント