私が婚活時代にマリッシュ(marrish)で出会ったお相手との話です。
事実に基づいていますが、個人が特定されないように多少フィクションを含みます。
≪お相手≫
アカペラくん|20代前半|会社員
省エネ志向の男性
アカペラくんからいいねが来てマッチングをしましたが、すぐにLINE交換して会う約束をした後は、何の連絡もありませんでした。
約束の日までは10日間程あり、当日の朝を迎えた時はさすがに
今日会うので合ってるよね?
と不安になりましたが、昼前に「今日はよろしく~」とLINEが来たので、ひとまず安心しました。
アカペラくんは3つ年下でしたが
最近の子って、こういう省エネな感じが多いのかな
等と考えながら、待ち合わせ場所に向かいました。
1回目:さわやかな好印象
アカペラくんの第一印象は「さわやかな好青年」です。
清潔感があって「雰囲気イケメン」という言葉がよく当てはまる男性でした。
「年下は弟感があって無理」という女性もいますが、私は全然そうは思いませんでした。
背が高かったのも、弟ではなく異性として見ることができた要因かもしれません。
その日はカフェで2時間くらい話し、次に会う約束をして解散するという短時間のデートでしたが、充実感がありました。
次に会う日まで、今度はほぼ毎日連絡を取り合うようになりました。
順調なスタートを切った感じです
2回目:初めて知ったこと
2回目のデートは夜で、晩ご飯を食べた後、カラオケに行くことになりました。
俺、大学ではアカペラサークルに入ってたんだよね
と前回言っていたので、
すごい歌が上手なんだろうな
と期待しながらカラオケ店へ向かいました。
そして、見事な音痴ぶりにズッコケそうになりました。
ただ、本人は自覚していない様子だったので、よくよく話を聞くと、アカペラサークルではボイパ担当だったようです。
最初は驚きましたが、「絶対に歌が上手な人がいい」というわけでもなかったので、この件でアカペラくんに失望するようなことはありませんでした。
ただ、「リズム感があっても音程が合わない人もいる」という新発見を噛みしめながら、彼の歌を聴いていました。
3回目:突然のプレゼント
カラオケデートから数日後、アカペラくんから「ご飯行こう」とLINEが来て、私は喜んで返事を送りました。
初回デートでは次に会う約束をしてから帰ったのに、前回のデートでは約束なしで終わったので、少し気になっていたのです。
それで、
もう結構好きになってるのかも?
と自分の気持ちに気がつきました。
3回目のデートでは、映画を観た後、晩ご飯を食べました。
前回のように驚くこともなく、普通に楽しく過ごせたと思っていたら、別れ際にアカペラくんが
店の前通ったときに「好きそうだな」と思って買っちゃった
と言いながら、高級スイーツをプレゼントしてくれました。
特別な日でも何でもなかったので、私は何も用意していなかったのですが、プレゼント云々より
自分がいないところで自分のことを思い出してもらえた
ということが感動的で、とても嬉しく思いました。
終わりへと向かう
今回も、次の約束はせずに別れましたが、私は当然また会えるものだと思っていました。
スイーツのお返しを何にするか考える時間も楽しかったです。でも…
3回目のデート以降、アカペラくんからの連絡は途絶えてしまいました。
それまで頻繁に連絡が来ていたので、嫌な予感はしたのですが、様子見ということで私からも連絡はしませんでした。
1週間たっても音沙汰なかったので、勇気を出して「近々会える?」とLINEを送ってみると、「最近仕事が忙しくて、ごめん!」と返信が来ました。
この返信内容の意味合いは
①本当に仕事が忙しい
②会わないための言い訳
上記のどちらかですが、もし①で、また会いたい気持ちがあるのなら、この文章だけで終わるはずがありません。
「来月になったら落ち着くから、また連絡する」的なことも合わせて送りますよね
だから、私は②だと判断して「大丈夫!忙しいのに返信ありがとう」と送りました。
関係を切られた理由
その後もアカペラくんから連絡はなかったので、完全に②だったとわかったわけですが、そうなると、
何がいけなかったんだろう…
と考えずにはいられません。
まったく興味のない女性をデートに誘ったり、プレゼントを渡したりはしないはずなので、多少なりとも私に好意はあったと思いたかったですが、
・実は好きでも何でもなかった
・急に気持ちが冷めた
・もっと好きな女性が現れた
可能性として考えられることは色々あり、そのどれもが合っているような、違うような感じがして、モヤモヤしました。
ただ、いくら私が考えたところで、本当のところはアカペラくん本人にしかわかりません。
すぐに切り替えることはできませんでしたが、本人に聞くことができない以上「考えるだけ無駄」だと自分に言い聞かせました。
失恋後のあれこれ
本音を言えば、もう少し日にちを置いてからLINEを送りたかったです。
でも、自分との関係を切りたがっている人を必死に引き留めようとしても、その人の気持ちが戻ってくることはありません。
婚活中に見込みのない人を追うのは、時間のロスでしかないのです。
次の婚活に活かすためにも「何がダメだったのか」くらいは知りたかったですが、それを知る手段も私にはなかったので
相手にとってダメだっただけで、自分自身は何もダメではなかった
と考え、あれこれと頭を悩ませないようにしました。
私的には不本意だった終わり方も、アカペラくんにとっては「省エネ」だったのかもしれません。
そう考えると、一貫して「省エネ男」だったなと思います
\平均3か月半で恋人が見つかる/
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