私が婚活時代に婚活パーティーで出会ったお相手の話です。
事実に基づいていますが、個人が特定されないように多少フィクションを含みます。
白シャツさん
30代前半・設計士
先に言ってしましますが、モヤモヤする相手でした
出会い~会う約束
白シャツさんとは婚活パーティーで出会いましたが、カップリングしたわけではありません。
連絡先交換がいつでも自由にできるスタイルのパーティーだったので、トーク中にLINEを教え合ったのが始まりでした。
パーティーの翌日、白シャツさんから「〇〇です。昨日はありがとうございました。よかったら今度食事でもどうですか」とLINEが届きました。
正直、顔はぼんやりとしか思い出せませんでしたが、「連絡先を交換してもいい」と思った自分を信じて、誘いを受けることにしました。
LINEをやり取りする中で、白シャツさんの職場と私の家の最寄り駅が同じだとわかると、「定期券があるから僕がそっちに行きますよ」と言われました。
定期券がなかった場合はどうなったのかな
と少し思ってしまいました。まずはここで1モヤッと。
いまひとつな印象
昼前に駅で待ち合わせをしてから、白シャツさんが選んでくれたお店へ移動しました。対面すると、
あぁ、こんな顔だったな
と、パーティー当日のことをだんだんと思い出してきました。
到着したお店は、お世辞にも「デートに適したお店」とは言えませんでした。それでも美味しければ構わないのですが、
うーん、味もイマイチ
「なんでここを選んだのかな」と思わずにはいられませんでした。ここで2モヤッと。
さらに、かなりの節約家のようで、貯金額が多いとのことでしたが、これも、
初めてのデートで貯金の話する?
と思ってしまいました。確かにお金は大事ですが、どういう意図であるにしろ、ほぼ初対面の人間にする話題とは思えませんでした。3モヤッと。
オーダーメイドの服
何やら服の繊維にこだわりがあるようで、「化学繊維は絶対にダメ」と熱く語っていました。
お気に入りのショップがあって、服はそこで上下ともオーダーメイドで仕立ててもらっているのだそうです。
このシャツもそうだよ
と、自分が着ている白シャツの「何がどういいか」ということを細かく説明してくれました。
そういえば、婚活パーティーのときも白シャツだったな
と思いながら聞いていると、
この形のこの色が好きでさ、同じシャツを何着も作ってもらったんだよね。この前のパーティーでも着てたよ。
と、私の心の声に答えてくれました。
この日の会話の半分は、オーダーメイドの話でした。4モヤ。
会計は割り勘
そんな気はしていましたが、お会計は割り勘でした。
話を聞いていると、「お金をかけるのは服だけ」という感じだったので、想定内でした。
割り勘は別にいいのですが、5千弱の会計に対して、私に
3000円でいいよ
と言ったことは、腑に落ちませんでした。結果、私のほうが多く払っているのに、
「3000円でいい」の「で」って何?おかしくない?
と気になって仕方がありませんでした。5モヤ。
再び誘われた理由
帰り際、「またご飯に行こう」と言われました。
もちろん社交辞令だと思って、「はい、また~」と言ってお別れしたのですが、後日、本当にお誘いのLINEが来てびっくりしました。
なんとなく白シャツさんとは、あのままフェードアウトするような気がしていたので、意外でした。
というのも、白シャツさんからは全く好意を感じなかったからです。だとしたら、なぜ誘ってきたのでしょうか。
憶測ですが、「自分の話を誰かにニコニコしながら聞いてほしかったから」だと思います。
白シャツさんの話はかなりマニアックなので、興味を持って聞ける人はあまりいないはずです。
だから、彼は「人に話を聞いてもらうことに飢えていた」のではないかと思うのです。
要するに、話を聞いてくれるなら誰でもよかったんでしょうね
婚活者としての判断
私は自分に取り柄がない分、婚活では相手の話をニコニコしながら聞くように心掛けていました。
それで、白シャツさんの話ももちろんニコニコして聞きました。興味はなくても、興味を持とうと思って聞いていたのです。
ただ、そんな努力をしても、白シャツさんの話はつまらなかったし、今後彼を好きになることはないと思いました。
また誘ってもらえたことには感謝しなければなりませんが、婚活中の身としては、これ以上結婚につながらないことに大事な時間を使うわけにはいきません。
婚活は、時間との勝負なんです!
何より、モヤモヤが多すぎて「一緒にいるのが楽しくない」と思ってしまったので、私が白シャツさんと再び会う理由はもうありませんでした。
丁重にお断り
一切悩むことなく、私はお断りのLINEを送りました。白シャツさんからはその後返信はなく、それっきりでした。
私は、返信がないこともなんとなく予想していました。
白シャツさんは私に話を聞いてほしいだけなので、「聞いてもらえない」とわかったら、「いい終わり方」をする必要はないのです。
話を聞かない私には何の魅力もないので、既読スルーをしてどう思われようと「どうだっていい」ということです。
じっくり話を聞いたおかげで、彼の思考・行動が手に取るようにわかりました
まとめ
結婚願望がないようにも思えた白シャツさんですが、婚活パーティーに参加するくらいなので、単に私に対して結婚の意思がなかっただけだと思います。
婚活抜きで、「自分の話を聞く要員」にしたかったのでしょう。
せめて一緒にいて楽しい相手だったら婚活友達にでもなれたのですが、残念ながらそれさえも難しい人でした。
モヤモヤが多かったですからね
婚活パーティーでは、「カップリングした人以外とは会っても意味がない」と学んだ出来事でした。
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