私の知り合いに、出会って4回目のデートで婚姻届を提出した女性がいます。
え?どういうこと!?
と思ったら、このまま読んでみてくださいね。あなたの常識も覆るかもしれません。
条件だけで結婚を決意
彼女はお見合いで結婚しましたが、政略結婚でもなければ親が決めた相手でもなく、彼女自身が結婚相談所で紹介してもらった男性との結婚です。
流れ的には、
1回目:お見合い(約1時間)
2回目:カフェでお茶(約2時間)
3回目:両家挨拶
4回目:婚姻届提出
このような感じで、お見合い中から「この人と結婚しよう」と決めていたそうです。
それを聞いて私は、
運命を感じたんだね
と言いましたが、そういうはことではなく、
お見合いの前から希望条件に合うことはわかっていたから、相手が拒否しない限り結婚するつもりだったよ
と聞かされたときは、とても驚きました。
カフェでは結婚までの打ち合わせをしただけで、それ以上のことは特に話さず、両家挨拶も淡々と行ったそうです。
彼女曰く、
お互い条件だけで決めた感じ。「異性として愛してる」って感じじゃないけど、家族愛はあるよ
とのこと。
私も夫とはお見合い結婚でしたが、お互い「好き」という気持ちを持って結婚したので、同じお見合い結婚でも、こうも違うのか…と思いました。
体外受精で妊娠出産
更に驚いたのが、お子さんの件です。
彼女には旦那さんとの間に娘さんが一人いるのですが、「夫を男性として見られないから」という理由で、体外受精で妊娠したそうです。
結婚はできても、Hはできないよねー
と明るく笑う彼女を見て、頭を殴られたような衝撃を受けました。
でも、旦那さんはそれで良かったの?揉めたりしなかった?
と聞くと、この件については最初から結婚条件の中に組み込んでいて、相手は了承済みでお見合いしたから、何も問題ないとのことでした。
旦那さんは「子どもを産んでくれるなら、それでいい」と言ったそうです。
聞けば聞くほど驚きです。
驚きの連続で、リアルに開いた口がふさがりませんでした。
彼女の希望条件
彼女が結婚相手に求めた条件は、5つ。
・年収600万以上
・体外受精で子どもを授かる
・夜の営みは無し
・新築の一軒家に住む
・自分の親への金銭的な支援
この5つを満たす人なら、誰でもよかったそうです。
「誰でも」って言ったって、何人かお見合いした中から選んだんでしょ?
ううん。夫としかお見合いしてない。この条件をのんでくれる人ってあまりいなかったしね。
確かに、これらの条件を二つ返事で承諾する人は少ないでしょう。
ただ、お見合い後に相手からお断りされる可能性もあったので、何回かはお見合いするつもりでいたそうです。
でも、最初にお見合いした旦那さんがOKしてくれたので、彼女はそのまま結婚したということでした。
旦那さんの希望条件
では、旦那さん側はどうだったかというと、「自分の子どもは欲しいけれど、そういう行為は嫌い」という人だったそうです。
十分な稼ぎがあるので、一軒家や金銭的な支援は問題なく、体外受精の費用もキャッシュで払えるくらい裕福でした。
彼は彼で、経済力はあるけれど「Hせずに子どもを産んでもらいたい」という希望を受け入れてくれる女性となかなか出会えずにいたそうです。
だから、私にとっては奇想天外に思えた彼女の条件は、彼にとっては願ってもない好条件だったということです。
この辺まで話を聞くと、
やっぱり、ある意味運命の出会いだったということか
と思いました。
和やかな家庭環境
彼女は、こだわりの注文住宅で庭付き一軒家を建ててもらい、可愛いお子さんにも恵まれ、穏やかな毎日を送っています。
彼女のお母さんは身体麻痺があるのですが、充実した施設に入居させてあげることができたと喜んでいました。
旦那さんとは腹を割って話すことはないけれど、普通に仲が良くて、結婚して10年以上ケンカもしたことがないのだそうです。
旦那さんは娘さんのことを溺愛していて、娘さんもお父さんっ子なので、家庭内の雰囲気はいいと言っていました。
条件で選んだけど、理想通りの結婚ができたってことだよね?
そうだね。今の生活に満足してるしね。
彼女が成功した理由
彼女の話に最初は驚きっぱなしの私でしたが、だんだんと感心に変わっていきました。
彼女のように、具体的な希望条件をキッチリと掲げて、それ以外は何も求めないというスタンスは、清々しいです。
私が結婚相談所の会員だったとき、仲人が
曖昧な条件より、具体的な条件がある人のほうが早く相手が見つかります。例えば『年収1000万以上の人』は厳しい条件のように思えますが、『優しい人』よりは見つけやすいんです。
と言っていたのを思い出しました。
確かに、『優しい人』だと、
・誰に対して優しいのがいい?
・それをどうやって確認する?
・誰に対しても優しい=自分にとっていいこと?
など、疑問が出てきます。
その点、彼女の希望条件には、曖昧さがありません。
すべて具体的で、個人の感覚によって揺らぐ部分がないのです。
だからこそ、彼女の仲人はこの条件でGOサインを出したのだと納得しました。
仲人だって、本当に無理な条件には「待った」をかけますからね
知人夫婦から学んだこと
彼女と彼女の旦那さんの勝因は、「自分の思考が一般的ではない」ことを自覚した上で、早々に結婚相談所に入会したことです。
二人とも、自然な出会いで結婚相手を見つけることはできなかったでしょう。
このように、「周りの人とはちょっと違う」とか「こだわりの条件がある」という人の婚活は、結婚相談所が最適だと思いました。
私は今まで「条件だけで結婚してもうまくいくはずがない」と思っていました。
でも、お互いがお互いの「譲れない条件をクリアした人」であるということは、そのこと自体が奇跡的で
結婚相手としてふさわしい
ということになるのだと気づかされました。
私の固定観念をぶっ壊してくれた夫婦に感謝です
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