この記事は、’いろまる@顔面偏差値30’が自身の経験をもとに書いています。
長い期間「彼氏いない歴=年齢」だったブスな私が、留学先で初めての彼氏ができた話です。
実話ですが、リアルタイムではありません
モテないブスは恋愛から遠ざかるのが安心?
私はブスですが、昔から女友達には恵まれていたと思います。
男子からは悪口を言われたり、差別的な扱いをされることも多々ありましたが、普通に接してくれる女子達のおかげで、それなりの学校生活が送れていました。
ただ、思春期に突入し、話題の中心が恋愛になると、居心地が悪くなりました。
なぜなら、「ブスな私に恋愛は無理」という思いに押しつぶされそうになったから。
男子の話を楽しそうにする女子達は、キラキラしていてとても可愛い。
一方、鏡に映る自分は、どのパーツを取ってもブス!
だから、思春期の私は、女友達をずっと羨ましさ半分、妬ましさ半分で見ていました。
そして、何か話を振られても
んー、私にはよくわからない
と言って逃げました。
実は、私にも「気になる男子」くらいはいたのですが、これは誰にも言わないと決めていたし、その男子のことも極力見ないようにして過ごしました。
だって、
・人に話せば、どこからか漏れるかもしれない
・相手を見ているのがバレて、噂になる可能性がある
・万が一私と目が合ったら、相手は気持ち悪く感じてしまう
こう考えると、
こんなブスに好かれる相手が気の毒だわ
と思ったからです。
ブスな私にできることは、気になった相手を「言わないこと」「見ないこと」だけでした。
モテないブスに近づいて来た一人の外国人男性
そんな学生時代、私が精を出したのは、語学の勉強でした。
「色々な国の言葉を学ぶのが楽しかった」と言えば聞こえはいいですが、他の女子のように色恋がない分「時間的余裕があった」というのが一番の理由です。
高校卒業後、私は語学レベルをもっと上げるために、複数の国に留学しました。
その中の一つの国で、私は運命的な出会いを果たします。
海外に行けば、
・距離感が近い
・レディーファースト
こういうのは「あるある」なので、いくら恋愛に免疫のない私でも、それで勘違いするようなことはありません。
でも、留学生活が始まって2か月が経過した頃、同じスクール生で現地人ではないある一人の男性が、
明らかに私を特別視した感じで近づいて来るようになり、少しドキドキしてしまいました。
これが彼との始まり。
彼は、しょっちゅう話しかけてきては、事あるごとに私を「可愛い」と言いました。
慣れない状況に、私はいちいち動揺を隠せません。
ただ、ブスが調子に乗っても、ろくなことにはならないので、
詐欺かな?何が目的なんだろう…
と常に警戒心を持っていました。
そして、どんなに彼をいいなと思っても、個人情報は最低限のみ、貴重品も厳重に管理するようにしました。
外国人男性がブスな日本人女性に言ったこと
数か月が過ぎ、留学生活にもすっかり慣れてきた頃、相変わらず私に近づいて来る彼に対して、私は少しずつ心を開いていきました。
この数か月間で、彼について
・人間として尊敬できる部分がたくさんある
・お金持ちの息子だからお金には困っていない
ことがわかり、少なくとも詐欺ではないと思えたからです。
それでも、万国共通でブスなはずの私に対して「可愛い」と言ってくれる彼のことを心から信じることはできませんでした。
それで、
なんでブスな私を可愛いって言うの?何が目的?
と、結構ド直球に聞いてみました。
すると、
僕は自分の価値観で、君のことが本当に可愛いと思うからそう言ってるんだよ。目的は一つだけ、僕は可愛い君の彼氏になりたいんだ
と、ド直球な答えが返って来ました。
ブスをブスと思わない外国人男性との恋愛
日本では、10人いれば10人が私をブスだと認めるでしょう。
私は、今までそういう世界で生きてきました。
確かに、国が違えば価値観も違うでしょう。
でも、国境を越えたくらいでブスの概念が変わる…?
よくわかりません。
わからないけれど、私がブスではない世界って…まるでパラレルワールド!!
当時19歳の私にとって、それはもう魅力的に思えて仕方がない世界でした。
彼のこと、信じてみたい…!
こうして、私は彼と付き合うことにしました。
この決断がなければ、今の私はいなかったかもしれません。
彼は、付き合ってからも変わらず誠心誠意向き合ってくれたので、私の「詐欺かも」という思いは完全に消え、私も本気で彼と向き合いました。
人生で初めての彼氏…!毎日が夢のようでした。
日本人ブスと外国人彼氏との間に立ちはだかる壁
ただ、私達はともに「留学生」
留学期間は決まっており、それぞれの母国に帰る日がだんだんと近づいてきます。
この先、彼以外に私を受け入れてくれる男性なんていない
そう思った私は、彼の母国に移住する等、彼と離れ離れにならない方法を必死で考えました。
でも、結局はそれぞれ帰国するしかありませんでした。
私達は所詮、親のすねかじりの学生。
色々な制度を前に、自分達の意志を貫くことはできなかったのです。
帰国後も、しばらく彼との交際は続きましたが、最終的には「国籍の違い」を理由にお別れすることになりました。
とても悲しかったけれど、自分達で決めたことなので、後悔はありません。
こうして、私は初めての彼氏との関係を終えました。
モテないブスの恋愛に関する大きな勘違い
私を可愛いと言ってくれる彼と付き合っても、「私はブスじゃない」なんて思うことはありませんでしたが、
ブスな私でも誰かの彼女になれた
この経験は、ネガティブな私を少しだけ前向きにしてくれました。
そして、思ったのです。
彼と付き合ってから別れるまで、ずっと
・海外だからブスでも彼氏ができた
・日本でブス扱いされる人は海外に行けばいい
・外国人とならブスでも結婚できるかもしれない
と考えていたけれど、こんな「日本人男性の代わりに外国人を拠りどころにする」みたいなのは違うなと。
私は、日本でモテなかったけれど、海外でもモテたわけではありません。
ただ私を初めて受け入れてくれた男性が、たまたま外国人だったというだけ。
それなのに
日本でダメなら他国へGO!
なんて、安直すぎます。
そもそも、私は日本で挑戦して敗れたわけでなく、まだ挑戦すらしていないのです。
ずっと逃げ続けていましたからね
だから、私の問題は自分自身を全否定して、ブスを理由にしたいことを諦めていた自分にあったのだと気が付きました。
ブスの人生も悪くない~思考を変えれば人生が変わる~
日本は、綺麗な外見を良しとする風潮が強いので、ブスにとっては生きにくく、「ブスだから何もかもうまくいかない」と考えやすくなります。
でも、ブスでも前向きになれば、海外に行かなくたって、ブスの人生は変わるのです。
その証拠に、私は日本で一生懸命婚活をして、日本人の男性と結婚しました。
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海外に行ったことは、あくまで「きっかけ」
本当に人生を変えるためには、まず自分の思考を変えることなのです。
私は今でもブスですが、
”ブスの人生、捨てたもんじゃない”
と思っています。
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